赤い薔薇のSoliloquy

華道教授で サッカー大好き お母さんです

立冬

akaibara2007-11-08


霜月七日
今日は『小春日和』*1
の穏やかな日になりました。

 


二十四節気立冬 (りっとう)です。
この日(11/7頃)から立春の前日までが冬
秋の陽は釣瓶落としこの時期午後5時以前に日没です。
日暮れが早くなって朝夕には空気の冷たさを感じ始める頃です。
季節感、自然観はまだこんな言葉に残されているようです。


『音たてて立冬の道掃かれけり』岸田稚魚(きしだちぎょ)俳句
大正7年(1918)東京生れ 昭和63年(1988)11月24日没


しっかりと一年のしめくくりに向かいましょう。


二十四節気とは


 


太陰暦を使用していた時代に、季節を現すための工夫として考え出されたもので、1年を24等分にし、その区切りに名前をつけたものです。現在でも季節の節目節目に、これを示す言葉として使われています。


特に、立春春分秋分夏至冬至などはなじみのある言葉でニュースなどで時々耳にします(春分秋分は祝日とも関係があります)
        

立春 (りっしゅん) 2/4頃・・・この日から立夏の前日までが春
雨水 (うすい) 2/19頃・・・・ 空から降るものが雪から雨に替わる頃
啓蟄 (けいちつ) 3/6頃・・・・啓蟄は冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃
春分 (しゅんぶん) 3/21頃・・ 昼夜の長さがほぼ同じ頃
清明 (せいめい) 4/5頃・・・・清浄明潔の略。花が咲き競う季節
穀雨 (こくう) 4/20頃・・・・ この頃より変りやすい春の天気も安定し日差しも強まる
        
         

立夏 (りっか) 5/6頃・・・・・この日から立秋の前日までが夏
小満 (しょうまん) 5/21頃・・ 陽気がよくなり西日本でははしり梅雨が現れる頃
芒種 (ぼうしゅ) 6/6頃・・・・稲の穂先のように芒(とげ)のある穀物の種まきをする頃  
夏至 (げし) 6/21頃・・・・・ 一年中で一番昼が長い時期
小暑 (しょうしょ) 7/7頃・・・梅雨明けが近く、本格的な暑さが始まる頃
大暑 (たいしょ) 7/23頃・・・ 最も暑い頃という意味で夏の土用の時期

        秋

 

立秋 (りっしゅう) 8/8頃・・・暑中見舞いはこの前日まで、この日以降は残暑見舞い
処暑 (しょしょ) 8/23頃 ・・・朝夕は心地よい涼風が吹く頃
白露 (はくろ) 9/8頃・・・・・秋の趣がひとしお感じられる頃     
秋分 (しゅうぶん) 9/23頃 ・・昼と夜の長さがほぼ同じになり、秋彼岸の中日
寒露 (かんろ) 10/8頃 ・・・・秋もいよいよ本番稲刈りもそろそろ終わる時期
霜降 (そうこう) 10/23頃・・・北国や山間部では、霜が降り山を紅葉が飾る頃

        冬 

立冬 (りっとう) 11/7頃・・・ この日から立春の前日までが冬
小雪(しょうせつ) 11/22頃・・冷え込みが厳しくなる季節。
大雪 (たいせつ) 12/7頃・・・ 山々は雪の衣を纏って冬の姿となる頃
冬至 (とうじ) 12/22頃・・・・一年中で最も夜の長い日
小寒 (しょうかん) 1/5頃・・・寒さはこれからが本番
大寒 (だいかん) 1/20頃 ・・・一年で一番寒さの厳しい頃
        
       

*1:“春”とついているため、春の言葉と勘違いしそうですね。「小春」は、旧暦の10月のことを言い、現在の11月〜12月上旬にあたります。つまり、「小春日和」とは「徐々に寒くなる晩秋から初冬の時期に、思いがけず春のような穏やかな日がやってくること」を言うのです。