赤い薔薇のSoliloquy

華道教授で サッカー大好き お母さんです

[日常の記録]「弄花香満衣]

akaibara2007-11-29


 
今朝ダイアリーを開くと昨日の「コメント欄」に
id:ja3sj さま(武庫川女子大学名誉教授)からの嬉しいコメントがありました。

早速お勉強させていただきました。
 茶室用掛け軸


「弄花香満衣]
はなをろうすればこうえにみつ


花を扱っていると扱っている自己が
花とひとつになって全身に芳香を放っている心境一如の處・・・虚堂


「掬水月在手 弄花香満衣」

(水を掬(きく)すれば月手に在り 花を弄すれば香は衣に満つ)
「掬す」は「すくう」という意味。
手の中に映った月も、衣服に移った香も、水をすくう、花をつむことで得られるもの。
この対句は、分別を超えた自他一如の妙境を、美しく文学的に表現したものです。


(全唐詩) 于良史の詩「春山夜月」漢詩の一節
この句は、もと中唐の詩人・干良史(うりょうし:生没不祥)の「春山夜月」と題する詩の中の二句。虚堂智愚禅師(きどうちぐぜんじ:1185-1269)がこれを禅的に解釈して使ったため、禅語として愛誦されている。 禅語墨場必携―心を育てる言葉を書く

厳しくない解り易い禅語ですね。
日常的な営みや遊びから思いがけない喜びを見出せます。


朝から良い気持ちになり元気に今日一日が始まります(^_^)v
「持つべき友は博学者」
有難うございました。