第十二回 「さらば桜島」
江戸へと旅立つ
篤姫(宮崎あおい)が愛した、薩摩・桜島に別れ
最後に、篤姫は桜島が一番美しく見える思い出の場所へと向かう。
そして、桜島に薩摩を守って欲しいと祈る。
「今日までありがとうございました、これからも薩摩の皆をお守り下さい」
肝付尚五郎(瑛太)西郷吉之助(小澤征悦)大久保正助(原田泰造)三人も、近い将来自分たちも江戸に行って広く世の中を見ようと決心する。
船に乗り込んだ篤姫は、遠のく桜島を甲板からみつめながら、幼い頃聞いた母の教え思い出す。
『この世のものには、すべて役割があるのです。それは人とて同じこと』
風があるから、雲が動く。
雲が集まって、雨になる。
雨が降るから木が育つ。
木があるから火が燃える。
火が燃えて、風が起こる……
「己の役割を果たしに参ります」と
篤姫は『薩摩を思って泣くのは、これが最後』と幾島(松坂慶子)に誓う。
そして、この日が最後の別れとなり生涯二度と薩摩に戻らなかった・・・。
涙 涙 涙
『篤姫』前半のクライマックス・シーンでした。
※音量に御注意!(冒頭にコマーシャル少々)
≪Pandora版≫ 再生時間 : 00:44:30 (早送り不可)