「泣き虫与六」
5歳の与六(後の兼続/加藤清史郎)は
喜平次(後の景勝/溝口琢矢)とともに、越後上田庄の寺・雲洞庵で修業生活をしていた。
生意気ゆえに、住職である北高全祝(加藤武)に叱られてばかりで友もいない与六
無口さゆえに、周囲の子どもたちと馴染めない喜平次
寂しさから母恋しさに大雪の中、雲洞庵から抜け出すある夜の出来事
母・お藤(田中美佐子)に追い返される与六、後を追って来た喜平次は
「母上はお主を捨てたのでない。この喜平次にくだされたのだ。わしの側にいてくれ」と語りかける。この温かい言葉にむせび泣く与六。
与六と喜平次の心が通った瞬間でした。