新春恒例の宮中行事「歌会始の儀」が、皇居・宮殿で行われました。
天皇陛下の御歌
「木漏れ日の 光を受けて落ち葉敷く 小道の真中(まなか)草青みたり」
5月の新緑の季節に皇居内を散策中、木漏れ日が差し込む場所に草が生えていた情景を詠まれました。
皇后さまの御歌
「君とゆく 道の果たての遠白く(とほしろく) 夕暮れてなほ 光あるらし」
結婚50年を迎えた2009年4月ごろ、陛下と夕暮れの皇居を散策中、行く先遠くを照らした光にこれからの道のりを重ね合わせ詠まれました。
天皇、皇后両陛下が参列して行われた「歌会始の儀」=14日午前、宮殿・松の間(代表撮影)
雅子さまは療養中のため、儀式への出席は控えられました。
来年のお題は「葉(は)」
「若葉(わかば)」「落葉」「葉緑素」
「葉」の文字の入った熟語を使用しても差し支えありません。