一年を健康に過ごせるようにと願いを込めて炊きます。
[作り方]
米を一度水洗いし、さっと研ぎ、手早く5、6度水洗いする。
水を米の5、6倍入れる。(私は前の晩に用意します)
始めは強火で炊き、吹きだす直前にごく弱火にしてじっくり2、30分炊く。
この間、かき回さないこと。
おねばが吹きこぼれないように注意することが大切。
四つに切ったお餅も入れて柔らかくなったら
三つ葉、せり、小松菜などを細かく刻み火を止める直前に入れる。
水加減や硬さは好みだが、サラリとした仕上がりが美味しい。
塩少々を振り入れ味付けする。
この塩加減が味の決め手。 (塩は最後に入れること)
※他に、白身の薄造りと三ツ葉を火を止めてから入れたのも美味。
鶏のミンチボールを入れると若者向き。
七草が揃わなければあり合わせの青菜(かぶの葉、大根の葉、小松菜)で。
【春の七草】
すずな、すずしろ これぞ七草
芹(せり)川辺・湿地に生える。
薺(なずな)ペンペン草。薺
御形(ごぎょう)母子草。
繁縷(はこべら)小さい白い花「はこべ」。
仏の座(ほとけのざ)正しくは田平子(たびらこ)
菘(すずな)蕪(かぶ)
蘿蔔(すずしろ)大根
「七草ばやし(囃子)」
“スットトンのトントン”は、七草を包丁で切るまな板の音
母から伝えられ今でも・・・。(^_-)-☆
鳥追いの別の行事が七草に結びついた呪詞で
物を叩いて音を出し害鳥を追い、疫病を流行せない御まじないとして行われています。
予防を心がけ、邪気を払って七草粥を食べた先人の知恵に頭が下がります。