【サンショウ(山椒)】ミカン科
「木の芽あえ」に使われる「木の芽」とは,サンショウの若葉です。ちらし寿司などの飾りや、お吸物に浮かべたりして使われます。使うときには手のひらに載せて,パンパンとたたくと香りが高くなるそうです。
若芽が出るときに目立たない花がつきます。
「山椒は小粒でピリリと辛い」というのは,熟した実のことです。
七味唐辛子の中にも粉として入っています、ウナギの蒲焼きの上に振りかけるのが山椒の粉(粉山椒)ですね。
(効能)
サンショウは、世界各地で鎮痛剤として使われてきました。
また体を温め、胃、脳、腎臓の働きを強めます。
蒲焼きには粉サンショウが付きものですが、これは脱臭、解毒、食欲増進のためです。
(利用)
サンショウの幹は強くて折れにくく、香りも良いので、日本ではスリコギに利用します。
生のサンショウの実は、佃煮にするか、軽くゆで、アクを取ってから塩漬けにする。
口直しによいし、白粥に入れれば目の覚めるような魅力を発揮する。
昔忍者は、サンショウの実を1日塩漬けにし、また1日天日で干したものを眼精疲労の薬としたそうです。
若芽なら、季節の彩りと香りを添えるために、汁に浮かべたりもする。
身近にあって、シビレさせてくれるサンショウは、見なおしたい健康食品です。
山椒の実はちりめんじゃこと佃煮にします。