『白眉(はくび)』
兄弟の中で最も優れている者。また広くは多くの中で最も優れている者を指す。
三国時代、蜀の馬良、馬謖ら兄弟は、5人とも字に「常」の字が付くので馬氏の五常と言われ、
5人揃って才名があったが、その中でも四男の馬良が最も優れていて、彼の眉の中に白毛が混じっていたという。
このため
「馬氏には5人の"常"がいるが、白い眉の"常"が最も良い」ことから、白眉という言葉が生まれた。
また、この故事から出て「馬氏の五常」といえば兄弟相並んで才名が高いものに例えられる。
出典:『三国志』蜀書 馬良伝
故事成語/故事成句(こじ せいご/こじ せいく)とは
故事*2をその語源とする一群の慣用語句の総称。本来の中国語ではただ「成語」というが、日本では故事を語源とするものをその他の熟語や慣用句と区別するために、このような呼び方となった。