第三十二回「桜田門外の変」
幾島(松坂慶子)との別れの日
天璋院(宮崎あおい)は別れのあいさつなどいらぬと強がりながら、とめどない涙を流すのでした。
幕府では蒸気船咸臨丸をアメリカへと航海させる準備を進めていた。
家茂(松田翔太)と天璋院は、船の乗組員の勝麟太郎(北大路欣也)と面会する。
勝麟太郎は天璋院にミシンを贈る。そのミシンで袱紗を作る。
今回の激しい弾圧を井伊から問いただすため、二人きりでの面会を申し込む。
茶の極意“一期一会”
“一方聞いて、沙汰するな”
自分は国を守りたい一心で、己の役割を果たしただけと語る井伊。
その覚悟を目の当たりにし、深い感銘を受けた天璋院
これからは井伊ともっと語り合いたいと願い手作りの“袱紗”を渡す。
3月3日、桜田門外で暗殺された“袱紗”を握りしめたまま・・・。
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