vol.61
『朋(とも)あり遠方より来(きた)る』
心の友と呼べるような親友が遠くから訪ねてきてくれるのは、たいへん増しく楽しいものです。
特に同好の志を持つ者が集まってくることは人生を豊かにします。
『ハトーボー』も遠い所から優しい飼い主の下にもどって来てくれますよ。(^_^)v
「論語」の「学而編」
子(し)曰く、学んで時に之(これ)を習う。亦(また)説(よろこ)ばしからずや。
朋(とも)あり遠方より来(きた)る、亦楽しからずや。
人知らず、而(しかう)して慍(いか)らず、亦君子ならずや。
人生の最高の楽しみの一つは
仲のよい友人とともに酒をくみかわし、歓談することであるという、孔子の人間味のある喜びが、この一語から伝わってきます。
古代中国では、人間は腹の中で、ものごとを考えるとされていたようで、「肝胆相照らす」という言葉があります。
「肝胆」は、肝臓、胆嚢のような人間の内臓です。
つまり、考え方がお互いに照し合うように、よく見え通ずる友人ということです。
備忘録
*1:中国の故事に由来する