薄月夜 花くちなしの 匂ひけり
『正岡子規』
窓を開けると庭先に濃い緑の葉と真っ白な花、そして甘い匂い。
今朝、雨に濡れる「くちなしの蕾」
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花は夏の季語。クチナシの実は秋の季語です。
クチナシ 梔子 アカネ科
英名はガーデニアまたはケープジャスミンと呼ばれ
シャネルの香水にも再現されるほど甘いフローラルな香りです。
クチナシの実は熟しても裂けない。このようすから口が裂けない意味でクチナシと付けられた。
本州から南の東アジアに分布する。
実は漢方薬やきんとんの色づけなどの染料として使われる。
古来より伝わる「くちなしの四徳」
花の純白なること
香りの清潤なること
冬に葉を改めざること
実(一重に付ける)の黄色に染まること
翌日(6・25日 時間差撮影)
『クチナシの花』開花