【花しょうぶ五本生け】花形 逆勝手 真の行
残り花で組葉が足りませんでした<(_ _)>
ハナショウブはあやめ科に属する多年草で水辺や湿地に自生します。
したがって、水陸通用(水もの、陸もの)として扱われます。
【生け方】
『杜若(かきつばた)』とは対照的に男性的な雄々しさを表現するようにします。
【葉組み】
葉は短い葉を前に、爪と爪を向き合わせて組み二枚で一組とします。
ただし、体は三枚組みにし、『杜若』とは反対に中の葉を高くします。*1
真から前は陰(裏)を見せ、真から後ろには陽(表)を見せます。
垂れ葉は絶対に用いませんので注意しましょう。
花は葉よりも高く扱い、体の部分には花を使わず中段以上に用います。
花の高低の差は花ひと首くらいにして競い咲く風情を表現します。
花の本数は二本から十五本までとしますが二本以上は奇数で生けなるべく付き葉を利用していけるようにします。
備忘録
日記【『花菖蒲 稽古』
日記【『花しょうぶ』の生け方】『一種生け・魚道生け』
日記【花菖蒲】2007・06・24
*1:かきつは「中低」しょうぶは「中高」で後から出て前の葉を追い抜くことから出世を意味すると教わりました