『天衣無縫』
てんいむほう
性格がむじゃきでかざりけがないこと。
天人の衣服には縫い目のあとがないこと。
転じて、
詩文などが流れるように自然で技巧のあとが見えず自然であって、しかも完全無欠で美しいこと。
『霊怪録』
郭翰(かくかん)という人が、ある夏の夜、庭に寝転んで空中を見ていると、織女が舞い降りてきました。よくよくその衣を見てみると、縫い目がまったくない。
そこでそのわけを尋ねると、織女が「天衣はもともと針と糸(針線)でつくったものではない」と答えたという言い伝えからできた言葉。
(「郭、乗月臥庭中、仰視空中、有人冉冉而下、曰、吾天上織女也。徐視其衣竝無縫。
問之、曰、天衣本非針線為也」による)
クルミルが作る葉っぱの服も、縫い目はなさそうです。(^_-)-☆
*1:中国の故事に由来する。昔から伝わる事がらやお話がもとになってできた言葉です。