『毒を以て毒を制す』
(どくをもってどくをせいす)
悪事・悪人を除くのに、他の悪事・悪人を利用すること。
また、強力な薬を用いて難病を治療すること。
【注釈】 毒に当たった病人の治療で、別の毒を用いて解毒することから、悪を滅ぼすために別の悪を利用するということ。
「何の罪もない人を陥れ、苦しめるような悪人には、毒をもって毒を制すことも必要だろう」
宋代の禅書『嘉泰普灯録』に「機を以て機を奪い、毒を以て毒を制す」とあるのに基づく。
「毒を以て毒を攻む」とも。
備忘録
*1:中国の故事に由来する