原作は宮尾登美子の『天璋院篤姫』
主人公は江戸幕府13代将軍・徳川家定の正室である篤姫(のちの天璋院)
第十七回 「予期せぬ縁組」
篤姫(宮崎あおい)の江戸城大奥へのお輿入れが翌年早々と決まる。
江戸詰めに選ばれた尚五郎(瑛太)は斉彬(高橋英樹)に身近に接し、蘭学等の勉強に励む。
数か月後、尚五郎は琉球で病死した小松清猷(沢村一樹)の妹・お近(ともさかりえ)と結婚し、小松の家を継ぐようにとの予期せぬ重大な命令を受ける。
あまりの突然な縁組に驚きを隠せない尚五郎に、斉彬は篤姫との面会を特別に計らう。
御台所にふさわしい落ち着きを身につけた篤姫の成長ぶりに、尚五郎も自らの運命に覚悟を抱く。
江戸時代の終わりごろ、江戸市中には主要な薩摩藩邸が5か所あったといわれます。そのうち、現在の港区芝にあった屋敷は、江戸における薩摩藩の活動の中心でした。篤姫もここで2年近くを暮らします。
しかし、安政の大地震により屋敷は倒壊し、篤姫は渋谷の屋敷に転居します。その翌年、篤姫はこの渋谷の屋敷から、将軍家へと輿入れをすることになります。
東京都港区・渋谷区